南米留学放浪放言記

南米コロンビアのボゴタに留学する大学生が色々勝手にホザくブログ。

【2018】コロンビアの治安は実際どう?在住者が語る【危険?】

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2018年1月から1年間、コロンビア・ボゴタに留学しています。

 

 

コロンビアと聞いたとき、どんなイメージを思い浮かべるだろうか?

 

コーヒー (生産量世界3位)

エメラルド (生産量世界1位)

サッカー (2014年ブラジルワールドカップでベスト8)

ハメス=ロドリゲス (サッカー選手)

シャキーラ (世界的歌手)

ガルシア=マルケス (ノーベル賞作家)

それとも、犯罪、誘拐、マフィア、麻薬戦争...。

 

同じ質問を日本の友達にすると、大抵上の答えが返ってくる。

特に、コーヒーと麻薬とマフィア。

 

現在コロンビアに留学している私も、以前はコロンビアに対しては危険なイメージを抱いた。

 

 

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これは、日本の外務省が発表している、世界の危険地域を把握するためのマップの一部(2018年9月23日現在)。→海外安全ホームページ

色が白から赤に近付くほど危険度が高い(殺人や強盗、テロなどの犯罪に遭う確率が高い)ということになる。

このマップでは、北南米大陸ではコロンビアが圧倒的に危ないということが示されている。

 

また、これ以外にも危険度マップは存在する。

 

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これはインターナショナルSOSというシンガポールの企業が2017年末に発表した世界の危険マップの1つ「旅行者の安全性のリスク」に関するマップだ。

同じく、色が濃くなる(赤に近付く)ほど、旅行者の安全性のリスクが高いことを示している。

 

見ての通り、発表時期に大差はないにも関わらず、日本の外務省の発表とかなり違う。

ブラジルなどは明らかに手抜き感が拭えないが、中でも大きな違いはメキシコとベネズエラだろう。

いずれにせよ、コロンビアも色が濃い部類なのは同じだ。

  

 

犯罪絡みで有名になった人物としては、

 

巨大な麻薬カルテルを牽引し、貧しい家に生まれながら世界7位の富豪にまで上り詰めた、「麻薬王」パブロ=エスコバル。

 

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パブロ=エスコバル

 

1994年のワールドカップでオウンゴールを決めてしまい、帰国後に射殺された悲劇のサッカー選手、アンドレス=エスコバル。

 

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アンドレス=エスコバル

 

ミスワールド・コロンビア代表の有力候補でありながら、中国にコカインを密輸しようとした罪で懲役15年を喰らい現在服役中の元モデル、ジュリアナ=ロペス=サラソーラ。

 

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ジュリアナ=ロペス=サラソーラ

 

2016年には、一橋大学の学生であった井崎亮さんが、コロンビア第二の都市メデジンで強盗に遭い、挙げ句殺害されてしまうという事件が起きた。

 

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このように、確かにコロンビアは麻薬や犯罪、マフィアなど関連で、たびたび世界を騒がせてきた。

 

 

  

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上の表が何だか分かるだろうか?

 

これは、国・地域別の2004年における人口10万人あたりの殺人件数を示している。

出典:NationMaster

 

このデータによると、コロンビアは世界第2位。

当時の人口が4237万人だから、この年だけで実に26000人ほどが殺害されたということになる。1日に70人。

なお、私のいる首都ボゴタは、世界危険都市ランキングで1位になったこともある。

 

 

しかし、

「コロンビアやばいじゃん!行くのやめとこ」

と考えるのはまだ早い。

 

 

結論から言うと

「今はぶっちゃけそんなに危なくない」

 

昔は道に死体が転がっていることもあったりとかなり酷かったそうだが、現在は年々状況が改善されてきている。

 

私自身、コロンビアでの生活では犯罪被害は一度もない。(延べ半年在住時点)

スペイン語が喋れなかったときも危ない目には遭わなかったし、ガチガチに身を固めて、安全圏ばかりで生きているわけでもない。

だからビビらずガンガン来たらいいと思う。

ちなみに、ボゴタに来てくれたら、12月までなら案内できますよ。

 

 

ただし、危ないかどうかはもちろん時間と場所次第。

首都ボゴタでも第二の都市メデジンでも、観光客が行くようなエリアはだいたいそんなに危なくない。

でも、たとえばスラムの方に行ったら、夜中の閑散とした場所だったら...世界中、どこも大抵同じことが言える。

 

私の知り合い(現地人や留学生)でも、窃盗や強盗に遭ったことのある人は何人もいる。ナイフを首に突きつけられて強盗されかけたり。

他にも、近所の闘牛場で反闘牛団体による爆破テロがあって警官が死亡したり、徒歩数分圏内で発砲事件があったり、邦人の家が強盗に遭ったり。

身の周りで頻繁に起きるわけではないが、日本よりは確実に危ないのは間違いない。

 

だが、中南米で起きる民間犯罪の多くは、金品を目的にしており、命を狙われることはまずない。

 

 

安全になってきていることを、データが示している。

 

人口10万人あたりの殺人件数は、政府の治安対策強化などに伴い、21世紀序盤から減少しつづけている。

 

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出典:世界の中の日本を知る 世界ランキング

 

WHOが2012年に発表した同様の統計では、43.9件。

別の組織による統計では33件程度にまで落ちている。

なぜそのような違いが生じるのか誰か教えてください。

 

依然として世界トップレベルではあるが、着実に減少している。

また、もちろん地域差もあり、コロンビアの北の方は比較的安全で、南は危険地域が多い。

 

一方で、日本は193位で0.4件。

コロンビアの100分の1未満。

めちゃくちゃ低い。

 

私は以前、とある事情で歌舞伎町の路上脇で寝ていたら、肩にかけていたハンドバッグを盗られたことがあったが、その後路上に捨てられたそれを、クレジットカードなど中身ほとんどそのままに誰かが駅に届けてくれたことがあった。

日本の治安の良さは世界的に凄まじい。

 

 

また、かつては誘拐も同様に世界トップレベルの発生率だったが、

外務省 海外安全ホームページ」によると

誘拐事件発生件数は,2011年及び2012年に一時増加したものの,2002年以来,2010年まで減少(2002年:2,882件→2010年:282件)し続け,2015年には210件となっています。

つまり、10分の1程度にまで激減したとのこと。

 

まだまだ危ないとはいえ、年々治安が改善されており、観光客が増えている。

 

22万人もの死者を出した、コロンビア最大の左翼ゲリラであったコロンビア革命軍 (FARC)と政府による半世紀以上に渡る内戦も、2016年11月30日の和平協定成立によって完全に終結した。

今後ますます良くなっていくだろう。

 

 

危ないのは間違いないので、犯罪対策が必要。

こちらの記事では、様々な資料をもとにコロンビアでの犯罪対策についてまとめた。

neoism.hatenablog.com

 

そんなコロンビアの、意外な事実とは?

neoism.hatenablog.com