南米留学放浪放言記

南米コロンビアのボゴタに留学する大学生が色々勝手にホザくブログ。

【危険な国??】コロンビアの治安と犯罪対策【保存版】

「南米のコロンビア」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

 

麻薬

犯罪

誘拐

マフィア

 

多くの日本人はコロンビアに対してこのようなイメージを強く抱いている。 

 

 

巨大な麻薬カルテルを牽引し、貧しい家に生まれながら世界7位の富豪にまで上り詰めた、「麻薬王」パブロ=エスコバル。

 

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パブロ=エスコバル

 

ワールドカップでオウンゴールを決めてしまい、帰国後に射殺された悲劇のサッカー選手、アンドレス=エスコバル。

 

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アンドレス=エスコバル

 

ミスワールド・コロンビア代表の有力候補でありながら、中国にコカインを密輸しようとした罪で懲役15年を喰らい現在服役中の元モデル、ジュリアナ=ロペス=サラソーラ。

 

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ジュリアナ=ロペス=サラソーラ

 

このように、確かにコロンビアは麻薬や犯罪、マフィアなど関連で、たびたび世界を騒がせてきた。

 

neoism.hatenablog.com

 

この記事でも書いているが、かつて世界トップレベルであった殺人や誘拐の発生率は、近年は改善されてきてはいるとはいえ、未だに高い水準にあるのは事実である。

 

知り合いで窃盗や強盗に遭った経験を持つ者も珍しくはないし、2017年の2月に短期研修でボゴタに到着した翌日に寮の徒歩15分圏内の闘牛場で反闘牛団体による爆破テロがあって警官1名が死亡したし、この記事を書いている今日3月23日も、徒歩数分圏内で発砲事件があったと聞く。

 

2016年にも、一橋大学の学生であった井崎亮さんが、コロンビア第二の都市メデジンで強盗に遭い、挙げ句殺害されてしまうという痛ましい事件が起きた。

 

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だから、コロンビアに留学に行くと言うと、「大丈夫なの?」と度々心配されたものだった。

 

私自身、今回の滞在では今のところ大して危険な目には遭ってはいないが、短期研修中にヤバい目をした人につけられたこともあるし、到着初日にデパートで財布をスラれかけたりもした。

 

日本で20年以上生きてきて、記憶にある限り、犯罪に遭ったのは、

・数回の自転車泥棒

・歌舞伎町の路上脇で爆睡→ハンドバッグ盗難 (おい

くらいのものだし、歌舞伎町の件では中身もほとんど戻ってきたので、日本が如何に安全な国であるかということがよく感じられる。

 

 

 

というわけで、コロンビア、今でもかなり危ない方であるのは間違いないです。

 

 

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この画像は、日本の外務省が発表している、世界の危険地域を把握するためのマップの一部だ。→海外安全ホームページ

色が赤に近付くほど危険度が高い(殺人や強盗、テロなどの犯罪に遭う確率が高い)ということになる。

見ての通り、北南米大陸ではコロンビアが圧倒的に危ないということが示されている。

在住10年を超えるような日本人の方でも、夜暗くなってからは出歩かないことを徹底している人も割といる。

それだけ危ないということだ。

 

コロンビア人が日本長期滞在のためにビザを取るのはなかなか難しいらしい(複数のコロンビア人学生談)。

こうしたことが背景にあるのだろう。

 

もちろん、こうしたことは、コロンビアの一つの側面にすぎない。

食事、街、自然などなど素晴らしいモノはメチャクチャあるし、温かく受け容れてくれる素敵な人たちが多いと感じる。

 

とはいえ、この側面を無視してコロンビアを語ることはできない。

 

この記事では、仕事・留学・旅行などでこの地を訪れる人に向けて、犯罪に巻き込まれないための心構えを、私自身の経験と複数の資料を参考にしてまとめた。

 

もちろん、こうした対策は、コロンビアに限らず世界中で通用することなので、海外に行くことのある人は目を通していただければ幸いである。

 

 

 

 

まず、犯罪と一口に言っても、色んな種類があるわけだが、

コロンビアでの邦人の犯罪被害の大半は、「強盗」と「窃盗」である。

誘拐やテロ、通り魔や強姦など、他にも危険は沢山潜んでいるわけだが、この記事では「強盗」と「窃盗」をメインに扱う。

とはいえもちろん、ここに記す対策や心構えは、自ずとその他の犯罪への対策にもなる。

特にアジア人は目立つ上に、明らかに外部の人間(=カネを持ってる)と思われるので、一層の注意が必要だ。

 

 

犯罪対策を、被害防止と被害軽減に分けて説明する。

 

被害防止:被害に遭うリスクを下げる

被害軽減:被害に遭ったときのダメージを下げる

  

 

被害防止のポイント

  

夜間の外出を控える

夜は人が少ないので、犯罪者側からすれば好条件だ。自ずと犯罪被害に遭う確率は高まる。

私の住むボゴタの旧市街周辺では、夜22時くらいになると、歩行者はほとんど見かけない(タワーに住んでいるから分かる)。

逆に安全なんじゃないかと思えるくらい過疎っているわけだが、一度やむを得ぬ事情で少し歩いたとき、浮浪者風の人たちがカネをせがんで沢山寄ってきた。

 

貴重品を不用意に取り出さない

日中にもそういう人はよく見かけるのだが、夜は人の目が少ないだけに、財布を取り出せばパクられてしまう可能性も上がるだろう。

携帯や財布などの貴重品は見られないよう、不用意に取り出さないのが好ましい。

 

危険情報を把握する

日本の外務省が実施している「海外安全情報配信サービス たびレジ」などで、世界各地の危険情報などを知ることができる。(リンク先から登録可能)

登録は無料で出来る。渡航先を登録すると、メールで危険情報などを知らせてくれる。

 

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言うまでもなく、全ての場所が危険というわけではない。

治安の悪い地域については、先ほど述べた外務省の危険度マップのほか、現地に詳しい人間から情報収集が肝要になってくる。

私もコロンビアの人から「あそこには近付かない方がいい」(大学のすぐそば)と言われることもある。

 

油断せず周囲を警戒する(キョロキョロしない)

慣れない場所にいると、ついキョロキョロしてしまうものだが、現地に不慣れな観光客と思われてしまうとターゲットにされる可能性が高まるので、隙を見せないように落ち着いた振る舞いをすることが好ましい。

人の大勢いるところで「つけられてる?」と感じたら、何気なく立ち止まって対象を視界におさめ、通り過ぎるのを待つ。

持ち物は肌身離さず携帯し、レストランなどでの食事中も、鞄などは目の届く且つ取られにくい位置に置く。

 

なるべく単独で行動しない

短期研修で来たときは、集団行動が原則であった。

現地に不慣れな人間は当然狙われやすい。

複数人で動くのがベターなのは間違いない。

 

定型パターンの行動を避ける

犯罪系の人の中には、場当たり的にターゲットを選定する者もいれば、周到に準備をした上で犯行に及ぶ者もいる。

後者の存在を意識しての、通勤・通学の経路や時間帯などを意識的にイレギュラーにするなどの工夫は有用であるとされる。

まあ流石にそこまではしてないけれど。大学近いし。

 

目立たない(質素な身なり)

コロンビアは中南米では日系人の数がかなり少ない国でもあり、アジア人自体少ないのでかなり目立つ。また、カネを持っているというイメージを持たれがちである。

だからこそ、服装は華美なものはなるべく避け、カネを持っていない風の身なりを心掛ける。

強盗や窃盗は、実行する側にしてみてもリスクの高い行為であり、期待値が低ければ実行する可能性は当然下がる。

腕時計はつけない方がいい。

 

持ち物は少なめにする

持ち物が多いと、犯罪者側からすれば自ずと価値のあるモノが入っている期待が高まり、ターゲットにされやすくなる。

「街を歩くときは手ぶらで」くらいの勢いでいるのが好ましい(逃げやすくなるし)。

 

流しのタクシーはなるべく使わない

流しのタクシーは何度も使っているが、今のところ一度も危険な目に遭ったことはない。

しかし、コロンビア人の中には、(特に夜間は)タクシーは使わないという人も結構多いので、それなりに意味があるのだろう。

コロンビアではUber(配車サービス)が普通に使える且つ、使い勝手も良いので、念のためにコチラを優先した方が良いだろう。

 

第三者の介在した飲み物に手をつけない

バーなどで飲み物に睡眠薬を混入されて昏睡状態にされた上で金品を奪われるケースもある。

信頼に足らない人物に「これあげるよ」などと話しかけられても、うまくかわすことが大切だろう。

 

リュックを身体の前に抱える

トランスミレニオなどの混雑する場においては特に、チャックを開けられて中のモノを盗られる危険性が高くなる。

街中を歩くときは、リュックを前に背負っていると「貴重品持ってるな」と思われて狙われやすくなるという話もあるが、トランスミレニオなどではコロンビアの人も多くがリュックを身体の前に抱えている。

南京錠などで鍵をするのも一つ。

 

道脇を歩くときは道路側に荷物を持たない

バイクなどがやってきて引ったくられる可能性を防ぐため。

日本でもこれは心掛けたい。

 

 

被害軽減のポイント

 

決して抵抗しない

強盗などに遭ったときは、「抵抗しない」命が一番大切。

一橋大の井崎さんは、手荷物を奪われ、取り返すために追いかけてしまった。

しかし、そうした犯罪系の人たちは、銃を持っていることもある上に、複数人で犯行に及んでいる可能性が高い。

 

刺激を与えない

犯行側も、リスクを背負って実行している以上、緊張状態にある。

刺激を与えれば、どんな行動に出るか分からない。

大声を出さない。急な動きをしない。武器を取り出すと思われるような素振りを見せない。

 

犯人の顔を見ない

顔を覚えられたと認識され、強盗以上の危害を加えられる可能性が高まる。


所持品は最低限に

持っているモノが少なければ、いざ被害に遭ったときも、ダメージは当然小さく済む。

貴重品はなるべく携帯しない。カード類は必要なとき以外は持ち歩かず、現金は少額に留める。パスポートや旅券は持ち歩かない。

 

貴重品は身体に携行

ポケットに入れるのが最も盗られにくい。

ポケットの口の大きいズボンは避けた方が賢明だろう。

ズボンの下に薄手の短パンを履いて、そのポケットに財布等を入れればかなり安心。

ジャケットの内ポケットに入れてメインのチャックを閉めるのも一つ。

特に、トランスミレニオ(バス)のような混雑する場においては、こうした対策を講じたい。

 

所持品の分散保管(フェイクの財布)

現金は2つの財布に小分けにしておき、いざ強盗に遭ったときに素早く渡せるようにしておくのが好ましいとされる。但し、あまりに額が少なければ激昂して危害を加えられる可能性もあるので、フェイク財布にも10000~20000ペソは入れておいた方がいい。

 

 

その他の対策

 

・クレジットカードは信頼できる店のみで使用。必ず面前で使用させる。

・私服警官を名乗る者は信用しない。詐欺や恐喝の可能性がある。

 

 

走って逃げるのは?

 

強盗にナイフを突きつけられるなどしたとき、私のように逃げ足の速さを自負する者は、思い切り走って逃げてはいけないのだろうか。

短期研修に来たとき、安全対策関連のセミナーをしていただいた日本大使館の方に質問をしたところ、「状況による」とのことだった。まあそうですよね。

退路に確信が持てるならば、それも一つだろう。

 

但し、私は一度、ただ単に走りたくて薄暗くなった街を8割程度の力でダッシュした結果、気が付けば警備員4人に囲まれていたということがあった。

街でガチめなダッシュをすると、窃盗犯などと勘違いされる可能性が高い。

一歩間違えば今度は別の被害に遭う可能性だって考えられる。

その辺りも考慮することが肝要だ。

 

 

 

 

コロンビアに渡航される際は、いや、まあ他の国でももちろんのこと、こうしたことを意識して、命を大切にしてください。私もそうします。

 

 

 

また、他にも何かあれば、教えてください。

 

 

 

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治安や貧困などの課題を抱えるとはいえ、いくつかの国際世論調査において「主観的幸福度がトップレベルに高い」という側面も持ち合わせるコロンビア。

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