南米留学放浪放言記

南米コロンビアのボゴタに留学する大学生が色々勝手にホザくブログ。

バックラウンドの違いがかなり効いてくる「言語学習」というものについて

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NEOです。ブログと私についてはこちら。 

 

 

 

キューバを他の留学生たちと旅していて改めて思った、言語学習に関することについて。

 

やはりスペイン語は、似た言語である英語などを母国語とする人間の方が圧倒的に習得が早い

多くの語彙が似ているので、関連づけて記憶することが容易となるし、知らない単語が出てきても何となく分かったりする。

 

とはいえ、もちろん私も一応中高6年間の英語教育を受けてきた。

英語もある程度知っていることが、スペイン語学習においてある程度役立っていると感じられることもある。

しかし、やはり母国語として流暢に扱うことのできる彼らに比べれば、既知言語の貢献度合いは大きく劣る。

 また、日本語-スペイン語の教材に比べ、英語-スペイン語の教材は非常に豊富だ。

 

ベースの言語能力の違いに加え、そうした環境の違いもあるため、伸びるスピードは自ずと大きく違ってくる。

 

だから、16人ほどいたスペイン語クラス前半において、私と、韓国出身の子、またそれとは別に途中からやってくるようになった中国人の中国語教師と日本人の日本語教師の方たちは特に、全体の中で遅れを取っていた。(他は全員、欧米豪圏出身)

 

英語圏出身者らの成長スピードはかなり速いと事前に聞かされていた私は、1学期目のスペイン語クラスで同じになった欧米豪圏の奴らに負けないようにしようと誓った。

 

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授業風景

 

そうなると、自ずと彼らよりもずっとたくさん学習しなければならない。

授業は週に計5時間程度しかないし、効率の良い学びは得られないので、オマケのようなもの。

だから、生活の大半は意識がスペイン語に向かった。

 

結果、最初はドベ同然だった私のスペイン語クラスの成績は、クラスで2番目にまで上がった。(欠席して提出物を忘れていなければ1番だっただろう)

 

 

先に述べたように、彼らの方が学習の上でアドバンテージはある。 

多分彼らは、センスがあればガチれば学習開始から数ヶ月でビジネスレベルに到達できるんじゃないかと思う。

 

しかし、彼らは英語に"逃げる"ことが容易だ。

留学生の大半は英語を喋ることができる。

コロンビアでも、街中の人は英語を話せない場合が多いが、私の大学なら大抵皆ある程度は喋ることができる。

だから、既知言語(英語)に"逃げる"。

  

 

皆さんもご存知、「ウサギとカメ」という童話がある。

 

彼らはウサギで、日本語を母国語とする私たちはカメだ。

しかし人間というもの、余裕があれば油断するし、逃げる手段があれば逃げることが増える。

危機が演出されにくく、必死になりにくい。

 

だから、比較的スローなスピードであっても、取り組み方次第で、抜かすことはそう難しくはなくなってくる。

 

童話と違うところもある。

それは、成長スピードが一定のままではなく、基盤を積むことによって徐々に推進力が得られる、つまりスピードが増してくるということだ。(たとえば既知単語と似た単語は覚えやすい)

そうなると、ウサギのスピードに次第に近づいていき、そう簡単に追い越されなくなる。

 

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ただ、それによってウサギ化、つまり油断して継続的取り組みを辞めてしまっては、残念なことになる。

 

言語学習など、ある程度天井のあることに関しては、納得できるレベルに達してからならそれでもいいだろう。

 

だが、そうではない物事においては、そうであってはならない。

高みを目指すのであれば、という話だが。

 

軌道に乗ることで危機感が薄れてしまうのは、仕方のないことだ。

だが、初心をなるべく忘れないように、向かいたい方向をしっかり見据えて、危機感を演出していくスキルは、自己を律するために有効なテクニックだ。

 

 

なお、例としてスペイン語や英語、日本語を挙げたが、言うまでもなく、フランス語であっても中国語であっても、立場が逆であっても、同じことだ。

 

というわけで、海外等で語学学習をする人には、バックグラウンド的に有利な人たちに負けないように、頑張ろうぜと言いたいし、中国語など日本人有利の言語を学ぶ際は、ウサギにならないように頑張ろうよと言いたい。