南米留学放浪放言記

南米コロンビアのボゴタに留学する大学生が色々勝手にホザくブログ。

キューバ旅行者は絶対見るべき!中米キューバ情報⑤ ~キューバ事情あれこれ~

 

2018年、大学の長期休暇を利用して、6月3日から14日にかけて、キューバを旅した。

 

キューバは、これまで行った国の中で、最も興味深いと感じた国であった。

卒論のテーマにしたいくらい。

気になることが沸き上がっては、街のオッサンなどに質問しまくったものだった。

 

観光地を除けば、キューバに関する日本語情報は、そう多くはない。

観光地情報は他のブログ等の既存記事に譲るとして、ここでは、現地で仕入れたり自分で調べたりした、これからキューバに行こうとしている人にも本当に役立つキューバの情報を、5つに分けてまとめた。(計10000字以上になってしまったため) 

 

 

その他キューバ事情あれこれ

 

チェ=ゲバラの存在感がかなり強い

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チェ=ゲバラとは、アルゼンチン出身のキューバ革命の立役者。

半世紀以上前の1967年にボリビアで捕らえら39歳で一生を終えたわけだが、ハンサムなこともあり、今でもキューバの英雄として人気が高いようだ。

他国の人間がこれだけ偶像視されるのは世界的に見てもかなり珍しいのではないだろうか。

日本などでも、彼の肖像がプリントされたTシャツが売られていたりするが、キューバではその肖像などが街の至る所で見られる。

ボリビアで殺害されたあと、遺体は長年行方不明だったというが、私が中3のときに韓国で買ったチェゲバラTシャツも、確か大学1年のときに泊まりに来た友人に貸して以来、未だ行方不明だ。

キューバ人たちは無償の学校教育で彼を大いに称えた歴史を教え込まれていそうではあるが、意外と「もうチェ=ゲバラなんてウンザリだ」と考えるキューバ人が多かったりして。

 

一方、フィデル=カストロは...

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半世紀に渡りキューバの大統領を務め、暗殺未遂数でギネス記録を取るほどアメリカなどから憎まれた独裁者、2016年に亡くなったフィデル=カストロもまた、キューバ革命の英雄であるわけだが、彼の肖像はほとんど見られない。

それは、彼が自らを偶像視されることを嫌い、公共の場における銅像などの制作を法律で禁じるなどしたからだという。

30歳くらいで母国の革命を成功させ、トップに君臨していた彼だが、友チェ=ゲバラやシエンフエゴスなどといった嘗ての仲間、そして彼自身すら、その後伝説的人物となったのだから、かなりドラマティックな心情だったのではないだろうか。

 

大道芸人はほぼいない

那覇で言えば国際通り、バンコクで言えばカオサンロードのような存在である、観光客溢れるハバナのオビスポ通りには、大道芸人がいなかった。

そして、それ以外の場所でも。

路上パフォーマンス系の経験が何度かある私としては、観光客中心にウケの良い路上パフォーマンスや大道芸を何故やらないんだろうと不思議に思った。コロンビアのボゴタにも人の多い通りにはメチャクチャいるのに。

道端で出逢ったキューバ人らに「禁止されているのか」と尋ねたところ、そういうわけではないらしく、いるっちゃいるとのこと。だが、少ないのは間違いない。

少し毛色は違うが、写真撮ろうと言ってくるお婆さんなどもいる。もちろんお金目当てだろう。

 

キューバ人の収入

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キューバ人の月収はどれくらいあるのだろうか?

何人かのキューバ人に尋ねたところ、最低レベルの月収は20CUCほど。つまり2000円くらい。

念のためにインターネットでも調べてみたところ、

 

El salario medio mensual en Cuba el año pasado fue de 740 pesos cubanos (CUP), equivalentes a 29.6 dólares, aunque la cifra aumenta en sectores como el azucarero, el mejor pagado con 1.246 CUP (49.8 dólares), y cae en los de administración pública, defensa y seguridad social, con 510 CUP (20.4 dólares).

Salario medio en Cuba es "inventado", no alcanza "ni para empezar"

 

つまり、2016年の平均的な月収は30ドルくらいということだ。

例えば砂糖産業従事者は50ドルと高い。

日本なら学生の1日のバイト代くらい。

日本では高収入の医者だが、キューバではあまり他の人と変わらない。

一方で、行政や社会保障に携わる人は20ドルほどと低い。

1日1ドル未満での生活。

もちろん、外食なんてできない。

下に述べる食糧配給制度も存在するとはいえ、本当にこんなのでやっていけるのか?と不思議に思わざるを得ない。

革命後に海外に亡命した家族から送金を受けている人たちもいるとは聞く。

 

キューバの教育や医療は無料で受けられる

全医療費の90%は国費で支払われている。

もちろん、外国人は別。

歴史的背景から、識字率はラテンアメリカでも随一で、高校まで無償化されている。医療のレベルもかなり高く、パーキンソン病のモハメド=アリやコカイン中毒のマラドーナなどが治療のためにやってきたこともある。人口あたりの医者の数は世界トップレベル。

 

食糧配給制度が存在する

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配給手帳

基本的に1家庭に1つ、食糧配給手帳が配布されている。

12人までは1手帳、13人から24人までは2手帳。(葉巻商人のオッサン談)

街の色んなところに古ぼけた配給所(bodega)があり、食糧が低価格で販売されている。

ひと月に米何グラム、卵何個、鶏肉何グラムなどと決まっている。

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手帳の中はこんな感じだった

しかし、4,5人のキューバ人に尋ねたところ、全員口を揃えて「全然充分じゃない」と言っていた。

貧しい人がたくさん。

なお、この制度は段階的に廃止されてきているという。

 

タクシー運転手は成功者

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日本ではタクシー運転手は憧れの職業と見なされることはないだろうが、キューバにおいては上流職業である。

キューバにおいて稼ぎが良いのは外国人観光客を相手とする観光産業であり、タクシー運転手や葉巻産業の上の人たちはガッポリ儲けることができる。あとは民宿している人なんかも。(税金を納める必要はあるが)

近年は色々解禁されてきているので、そういう人たちが台頭してきている。

そして、そうやって働くにはコネが要るらしい。(街中のオッサンたち談)

タクシーを購入するにはかなりのカネが必要になってくるので、まずは借金することになるのだろう。知らんけど。

色々変わってきてるキューバ。ソ連崩壊前のキューバにも行ってみたい。

 

性風俗も観光客向け産業

売春は違法だが、実際にはやっている女性が結構いる。値段を尋ねたら90CUCと言ってきたが、試しに値段交渉してみたら25CUCまで下がった。まあ、サヨナラしたけど。

また、声をかけてきてマッサージしてあげると言ってくる女性もいる。

値段を尋ねたら1時間30CUCと言われた。日本の方が若干安く受けられる上に、そもそもコイツらはプロじゃないから、かなりのボッタクリ価格。

もちろん裏の商売だから、税金を払うことにならないので、利益率は100%に近い。

 

ほとんどのキューバ人は、その一生をキューバで終える

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外国にいる家族からの招待状や、外国人からの招待状、留学や仕事、そして結婚以外に、キューバ人が合法的に海外に行くことはできない。

なんて閉鎖的な国なのだろう。外国に行ったことがあるという人とは、ほとんど出逢うことはなかった。

もしそうした規則がなかったとしても、月収30CUC程度じゃあ、そもそも経済的に難しい。

命がけで亡命する人たちの気持ちが分かる。

 

 

おまけ

とある筋の情報によると、スカイプ国際電話でキューバの固定電話にかけると馬鹿高くなるらしい。詳細は不明。

 

 

というわけで、キューバ情報シリーズ全5回でした。キューバに行く際は、アプリPocketにでもこれらの記事をインストールしておけば心強いと思います。

 

キューバの特殊性が分かってもらえたと思います。

キューバは今後さらに変わっていくと言われていますが、既にここ何年かで結構制度とか変わってきている印象です。

早めに行った方がいいという声には頷けます。

 

 

他のキューバ情報記事は、キューバカテゴリーから見ることができます。

 

 

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